ABOUT

アリマックスは北海道余市町にある醸造用ブドウ生産農家です

アリマックスは2024年現在、醸造用ブドウを生産し、委託して製造したワインを販売しています。当農園は北海道余市町登地区にあり、栽培面積は

醸造用ブドウ: 100a

プルーンなど: 160a

で、プルーンを醸造用ブドウに改植中です。

醸造用ブドウはピノノワールツヴァイゲルトそしてアルモノアール

近年評価の高まりつつある余市町のピノノワール。園主の研修先である木村農園は余市におけるピノノワール栽培の先駆者であり、それゆえに私自身も思い入れのある品種です。

ツヴァイゲルトは北海道、特に余市町では広く栽培されている品種です。知名度はそこまで高くない品種ですが、個人的には余市の風土に合った品種ではないかと考えており、栽培面積を拡大する予定です。

アルモノアールははじめて耳にされる方も多いかと思いますが、これはツヴァイゲルトとカベルネソーヴィニヨンの交配種です。カベルネソーヴィニヨンの特色が強く出ているのか、とても晩熟なので北海道では挑戦的な品種ですが、それゆえに特徴あるワインができると期待しています。

なぜ余市か

1. ブドウ畑の作り出す風景

垣根式ブドウ畑の拡がりに惚れました。どこでワインブドウ作りをやるか、でひとつ決めていた基準は、産地であること。産地には技術、知識の蓄積があります。技術を習得してから始めると言うよりも、まず自分で始めて、学びながら技術を高めたかったので、すぐ近くに先生がいる産地という条件は必須でした。日本の産地といえば山梨、長野、北海道。いくつか産地を見てまわり最後にたどり着いた余市のワインブドウ畑の拡がりを見て、「ここだな」と感じました。

2. ワインブドウ専業農家の存在

専業農家がいるということは、それで生計がたつくらいしっかりとモノがとれているということです。つまり気候や土壌といった自然条件があっているに違いないと考えました。

また、専業農家なら収穫をボランティアに頼っていることはないだろうし、それをどうやってるのか知りたいと考えていました。農園に来てもらって収穫体験を楽しんでもらう、ワインを飲んで楽しんでもらうことは、全然ありですし、私自身もおもてなしできる条件が整えばやってみたいです。ただ、誤解を恐れずに言えば、収穫をボランティアに”依存”するやり方は、持続可能性が低いのではないいでしょうか。ブドウ栽培からワイン醸造にいたるまで、ちゃんと給与を支払ってなお成り立つ経営体が多数出てきてこそ、ワイン産業が発展していくと考えています(栽培、醸造における研修を否定しているわけではありません。現場で学べることは非常に多く、私自身も研修がなければ今はありません)。

では専業農家はどのようにやっているかというと、収穫期間中は雨が降ろうが雪が降ろうが、家族総出で畑に出るというシンプルなものでした。

見渡す限り広がるブドウ畑(当農園ではありません)
Scroll to Top