今週の畑

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開花最盛期

開花が最盛期を迎えています。6月23日に開花を確認してから、やや低温で足踏み状態でしたが、ここ数日の好天で一気に進んでいます。昨年と同じか、やや遅い印象です。

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芽かき完了

成木の芽かきが完了しました。ヤブに近いところでブドウスカシクロバの幼虫に成長点がやられている芽が目立ったのと、アルモノアールは樹勢がかなり強かったので、芽を「気持ち多め」に残しました。全体的として花蕾が上がってきてるので、まあ大丈夫かなといったところです。 最近、アルモノアールの糖度があまり上がらない原因のひとつに、「収量を抑えて品質をあげようとするあまり芽数が少なすぎて樹勢が強いまま推移すること」があるのではと疑っているので、特に多めにしました(といっても、萌芽している芽数自体が少なく、すでに樹勢が強い状態でしたが)。

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春作業④ ピノ・ノワール定植

ピノ・ノワールを約750本、50a弱定植しました!なんとか適期に植えられたとほっとしています。1人で、他の作業やりながらやる新植面積の限界がわかりました。50aです。やっと既存ブドウの芽かきに入れます。 2.5×2.5mでだいぶ株間が広くなっています。これには2つ理由があります。このピノは木村農園さんの畑を見ても十分樹勢の強いクローンで、2.5mでもいけるだろと思ったのがひとつ。そして何より1番しんどい杭打ち作業を減らせるからです。 作業の反省としては、耕耘をもう一回、しっかりやっとくべきだったということ。定植を20日までに間に合わせるためざっと1回しかやらなかったんですが、土が硬く植穴を掘るのに苦労しました。750本、すごいだろと思ってましたが、近くに1600本、しかも既存ブドウの間に植えたという強者がいたので何も言えません。

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そろそろ萌芽

そろそろ萌芽です。写真はピノですが、ツヴァイゲルトは展葉し始め、アルモノアールはピノよりやや進んでいます。 先週まで、昨年より2-3日早く季節が進んでる印象でしたが、ここのところ寒かったり、雨が降って気温が思ったより上がらず、2023年と同じくらいの進み具合になったようです。

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春作業①  杭のうちかえ

雪が溶け、地面がほぼ全て見えるようになってきました。木杭が腐り、風に揺れる垣根だったアルモノアール。春作業①はその区画の杭撤去から単管パイプの打ち込みです。 2022年にこの畑を購入したとき、85aの醸造用ブドウはかなり古い木杭でなんとかもっている状態でした。それを少しずつ撤去、打ち換え、残すはこの区画、14aです。

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防風林の伐採

畑の間に1列に並んでいたカラマツの防風林を伐採しました。 プルーンからブドウへの植え替えのタイミングであったこと、畑内のこれらのカラマツがブドウを食いまくる鳥の止まり木になっていたことから伐ることにしました。 年輪から推定すると樹齢40年と言ったところでしょうか。かなりすっきりした景観、丘を見上げた時に空が広くなりました。

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2023年の気象

日平均気温と積算温度 2021年から23年にかけての日平均気温の月平均と、平年との差を以下に示します。 2023年は体感的にもデータ的にも非常に暑い年でした。「夏が長かった」との印象を裏付けるように、8月は平年よりも平均気温が4.0℃も高く、それは9月20日頃まで続きました(結果、9月も2.6℃高い)。また、日中の高温もさることながら、夜温が下がらなかったというもの特徴でした(ここには記載しませんが、日最高気温の上昇幅<日最低気温の上昇幅)。2021年も雨が少なく非常に暑い年でしたが、例年のようにお盆頃から気温が下がり始めたため、8‐10月にかけて平年との差は大きくありません。

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23年の収穫終了!

10月17日のツヴァイゲルトから始まり、ピノ・ノワールを経て、11月1日、最後のアルモノアールを収穫し終えました。普段から来てもらっている2人のパートさん、札幌から来てもらった5人の学生バイトさん、寒い中どうもありがとうございました! 9月末からの鳥の攻撃により、被害の酷かったピノ・ノワールでは3-4割、他では1-2割が全滅しました。しかしながら逆に言えば7-9割を守ることができました。防鳥ネットをいち早く取り付け、ヤブや止まり木を刈払い、カイトや爆音機を設置するなどやれることをやり切った結果です。特に防鳥ネットがなければ、大袈裟ではなくピノ・ノワールは全滅に近かったと思います。我ながらよく対応しました。 守り切ったブドウでいいワインを造ります。

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